
「第31回上里町乾武(けんむ)マラソン大会」が3月23日、同町立神保原小学校(上里町神保原町)周辺で行われた。主催は上里町、同町教育委員会、同町スポーツ協会。
白バイ隊員と綿密に打ち合わせを行う本庄警察署・交通課交通規制係長の滝澤隼人警部補
参加者は、同町の町民や近隣市町の住民をはじめ、北は秋田県、西は富山県より823人がエントリーした。ゲストランナーは、2004(平成16)年創部で、箱根駅伝に2019年まで11年連続出場を果たしている上武大学駅伝部の選手ら。
同小で行われた開会式で、山下博一町長は「気温が高いので水分補給をしながら体調に留意し取り組んでほしい」と呼びかけた。、大会実行委員長の桐谷(きりや)正之同町スポーツ協会会長は「上里町は昔、武蔵の国の乾(いぬい)の方角に位置したことから『(上里町)乾武マラソン大会』と名付けた。上毛三山、男体山、谷川連峰なども望めるコースになっている。自己ベストを目指すなど、それぞれが目標を持って頑張ってほしい」とエールを送った。
2.5キロ・ジョギングコース(175人)、5キロコース(235人)、10キロコース(413人)の3コースで行われた同大会。スターターを務める山下町長の号砲とともにスタートした。昨年5キロコースを先導し、今回10キロコースを担当する本庄警察署・白バイ隊の惣門(そうもん)健太巡査はスタート前に「(先導中)メーターを見ていると、(ランナーは)時速15キロ以上出ている。ミスは許されないので緊張感を持って先導したい」、同署交通課交通規制係長の滝澤隼人警部補は「白バイ隊員とも綿密に打ち合わせを行い、安全な警備、大会進行を心がけた」と、それぞれ話す。
ゴール地点はいずれも同小運動場。ゴール後、参加者全員に大会オリジナルタオルなどを参加賞として進呈。参加者らは「乾武オフクロ汁」を食べながら互いの健闘をたたえ合った。