「ロータリー希望の風 ノスタルジッククラシックカーフェスタ」が5月19日、本庄総合公園(本庄市北堀)で開かれた「第15回春まつり」の一環で行われた。
同園の指定管理者「清香園・東京ドームスポーツ共同体」が主催した春祭り。清香園(朝日町3)は1907(明治40)年創業で、117年にわたり造園業を営んでいる。2013(平成25)年4月、「東京ドームスポーツ」(東京都文京区)と提携した。
同フェスタの会場では、フェラーリ、ディノスペチアーレ、フォード・GT40、ランボルギーニ・ミウラ、トヨタ2000GT、スカイライン2000GT-R(箱スカ・ケンメリ)など53台を展示した。
国際ロータリー第2570地区の「甦(よみがえ)れ2570プロジェクト委員会」のプロジェクトリーダー金井福則(よしのり)さんは「展示している昔の車を見て、来場者に懐かしさを感じ取ってもらい、楽しんでもらう中、『ロータリー希望の風奨学金』への募金に協力してもらえたら」と期待を寄せていた。
金井さんらは、2011(平成23)年3月11日に起きた東日本大震災の震災孤児が、専門学校・短大・大学などに進学するに当たり、毎月5万円の返済不要の奨学金支援を行う活動をしている。
同基金は、大学の医学部に合格して進学が決まっていた一人の学生が、震災孤児になったことで進学を諦めたことを知った、埼玉西北地区の西川武重郎(ぶじゅうろう)さんが声を上げ、立ち上げに至ったという。金井さんらは「2011(平成23)年に生まれた子どもが大学卒業する2033年まで支援し続ける」と話す。「3月10日には、元警察官で犯罪評論家の佐々木成三さんのチャリティー講演会を行った。今後も、さまざまなイベントを企画し、『ロータリー希望の風奨学金』への募金を呼びかけたい」と意欲を見せる。