埼玉県神川町が7月1日、新庁舎の建設概要を発表した。
建物は地上3階建て。建築面積は2294.57平方メートルで、延べ床面積は4469.07平方メートル。施設・設備の老朽化、多様なニーズの変化など、さまざまな課題に対応し行政・防災拠点として高い安全性を備えた施設にするという。
窓口部門として、1階に会計課、町民福祉課、保険健康課、税務課、経済観光課、2階に学務課、生涯学習課、建設課、防災環境課、総合政策課、総務課がある。当部門は、将来の課の増減などに対してフレキシブルなデスクレイアウトができるよう大スパン構造を採用し、柱を少なく自由度の高いオープンフロアの執務室となるという。
1階には窓口部門のほか、「赤ちゃん駅」「町民ホール」がある。子ども連れにも安心な「赤ちゃん駅」を設置することにより、おむつ替えや授乳などもできるようにする。床に地元のヒノキを使った「町民ホール」は、情報・待合スペースや展示室として利用し、町民が集える場となる。
3階には、音響やプロジェクターなどのAV設備を完備した「大会議室」と「議場」がある。壁面にヒノキを採用する「議場」には最新の議場設備を完備し、1階の町民ホールなど建物内のさまざまな場所での視聴やネット配信が可能となる。バリアフリーにも配慮し、障害者席やバリアフリースピーカーも完備する。
開庁予定は2019年1月。現在の庁舎は新庁舎完成後に解体され、駐車場になる予定。