「寿光寺のはなまつりin子ども流鏑馬(やぶさめ)祭」が5月17日、神川町・神泉地区の寿光寺(神川町下阿久原)で開かれ、地元の児童らが「子ども流鏑馬」に挑戦した。
同寺は真言宗豊山派の寺院で、1262年の開山と伝わる。住職の中山宥義(ゆうぎ)さんによると、お釈迦(しゃか)様の誕生日を祝う花祭りを10年以上前から開いているという。同町在住の新井太一さんは「5年前に地元児童による流鏑馬を『神泉流鏑馬』として始めた。今年で6回目。一昨年から寿光寺の花祭りに合わせて行っている」と話す。
寿光寺のある阿久原は、平安時代から「阿久原牧(あぐはらのまき)」と呼ばれた馬の産地。933年の文献にも、朝廷へ馬を献上する牧として記録が残る。阿久原牧は1961(昭和36)年、埼玉県指定旧跡に指定された。
新井さんは「この地域は昔から馬に親しみのある場所。子ども流鏑馬を通じて、子どもたちの無病息災や心願成就、地域の繁栄、平和なまちづくりを願いたい」と話す。
当日は、同町立神泉小学校の児童らが交代で馬に乗り、同寺を出発。ヤマキ醸造、神泉小グラウンドを回って同寺に戻る行列の途中、特設された的を目がけて、新井さんの「放て」のかけ声に合わせ弓矢を3本ずつ放った。神泉小は来年3月で閉校となり、4月から同町立青柳小学校との統合を予定している。神泉小6年の四方田侑沙(よもだありさ)さんは「流鏑馬は初めて。2週間練習した。矢が的に当たるかどうか不安だったが、成功して良かった」と振り返る。