テレビ朝日(東京都港区)の社員・吉平(よしひら)将英さんが11月21日、本庄第一中学校(本庄市仁手)で「ニュースができるまで」をテーマに出前授業を行った。
本庄第一中の全校生徒と「出前授業」をしたテレビ朝日の社員社員・吉平将英さん
同校が力を入れるキャリア教育の特別プログラムの一つとして企画された「出前授業」。樋口綾乃校長は「テレビ局の第一線で活躍している方を講師に迎えることで、テレビやメディアの世界を肌で感じ、職業観や就労観の育成につなげたい」と話し、当日は中学1~3年生の生徒約100人と希望する保護者が参加した。
吉平さんは慶応義塾大学卒業後、1992(平成4)年にテレビ朝日に入社。現在は広報局に在籍している。授業では、報道局、編成局、制作局、営業局、事業局などテレビ局の多様な部署を紹介し、「テレビの仕事」と題して、プロデューサー、ディレクター、カメラマン、構成作家、スイッチャー、音声、照明、スタイリストなど多岐にわたる職種の役割を説明した。
続けて、ニュース制作で重視している「早さ・正確さ・分かりやすさ」について触れた。取材とは「自分の目で見て、自分の耳で聞き、インタビューしたり映像に収めたりすること」と解説し、記者やカメラマンによる現場での情報収集から原稿作成、編集して、アナウンサーに届くまでの工程を図解を用いて紹介。生徒たちは、一本のニュースが多くの人の協力によって仕上がることに驚いた様子で熱心に聞き入っていた。
ニュースを選ぶ3つの基準として「災害・事件・事故」「生活や暮らしに関すること」「多くの人が関心を持つこと」を挙げ、SNSで膨大な情報が飛び交う今の時代、「ファクトチェック(事実確認)が欠かせない」と強調した。
生徒を代表してあいさつした中学3年の女子生徒は「番組ができるまでに、どのような工程があるのか知らないことが多く、とても勉強になった。私たちが必要な情報をテレビから受け取れていることは、本当にありがたい」と話し、「将来は番組制作の仕事に携わりたい」と意欲を見せた。
保護者として参加した澤田真知子さんは「思っていた以上に多くの人が関わってニュースが作られていると知り、子どもと一緒に学ぶことができた」と話していた。