食べる 見る・遊ぶ 学ぶ・知る

台南市の小学生が本庄上里学校給食センター訪問 地元児童と給食で交流も

本庄上里学校給食センターを訪れた台南市西門実験小学校の児童ら

本庄上里学校給食センターを訪れた台南市西門実験小学校の児童ら

  • 2

  •  

 本庄市は11月17日、台南市西門実験小学校の児童30人を迎え、本庄上里学校給食センター(本庄市小島南1)などを巡る交流事業を行った。

台南市西門実験小児童と本庄南小児童との給食による交流

[広告]

 両市は今年2月、文化や教育、産業など幅広い分野で協力を進める友好交流協定を締結している。

 1日6600食を調理し、市内13小学校と5中学校に提供する同センター。加藤久美子所長は「日本の小学校の給食を知り、多くの体験を通じて日本を好きになってほしい」と歓迎した。

 センター2階の見学コースから職員が調理場を案内。児童たちは興味深そうに観察した。栄養教諭の向井未来実(みくみ)さんは、年間を通して同じ献立を出さないことや、牛乳・主食・おかず2品・汁物という日本の給食の基本構成、徹底した衛生管理と栄養バランスの考え方について説明し、「給食は食育の生きた教材」と話した。同教諭の黒岩実里(みのり)さんは、検収(給食に使う食材の品質や期限の確認)から始まる同センターの一日について紹介した。

 本庄南小学校(栄3)を訪れた一行は、ウエルカムセレモニーに参加した後、国語(古典)、書道、音楽(琴)などの授業にグループに分かれて参加。その後、同校児童と共に給食を味わった。この日の給食には、同市出身の盲目の国学者・塙保己一翁をテーマにした献立で、ワカメご飯、つみっこ、鶏肉のネギ塩こうじ焼き、里芋の煮物、牛乳が並んだ。両校の児童たちは給食を食べながら交流を深めた。

 その後、一行は、塙保己一記念館を見学したりマリーゴールドの丘を散策したりした。翌18日には、クリクラ本庄工場、早稲田の杜ミュージアムなどを見学した。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース