本庄西中学校(本庄市千代田4)3年生でBMXレーシング選手の澤田茉奈さんが11月2日、名古屋で行われた「2025アジアBMXレーシング選手権」で2部門を制した。主催は日本自転車競技連盟(JCF)。
「2025アジアBMXレーシング選手権」で優勝して、表彰式で賞状とメダルを受け取る澤田茉奈さん(中央)
名古屋競輪場BMXレースコースで初開催された同選手権には、韓国、台湾、中国、フィリピン、香港、タイなどアジア各国の代表選手が出場。澤田さんは「20インチ15-16ガールズ部門」「24インチ13‐16ガールズ部門」の2カテゴリーに出場し、いずれも優勝を果たした。
「新しく作られたコースで、会場の雰囲気は今までと違った。楽しみな反面、とても緊張するレースだった。多くの人の応援が力になった」と澤田さんは振り返る。
澤田さんは2018(平成30)年のアゼルバイジャン・バクー大会で初優勝。コロナ禍を経て、2022年、仏・ナント大会、2023年スコットランド・グラスゴー大会でも頂点に立った。昨年の米・ロックヒル大会では2位にとどまったが、今年7月に行われたデンマーク・コペンハーゲン大会で再び世界の頂点に返り咲き、世界選手権で通算4度目の優勝を飾った。10月の全日本自転車競技選手権BMXレーシングの2部門でも優勝し、今年は世界選手権、日本選手権、アジア選手権の「三冠」を達成した。
2023年に澤田さんの活躍を知り、以来、応援を続けている八木建設(中央2)の八木雅之社長は「世界選手権優勝に続き、目覚ましい活躍。地元を拠点に世界で活躍する澤田選手は、本庄市の企業にとっても誇り」と、今後のさらなる活躍に期待を寄せる。