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上里町立図書館で「西崎キクと埼玉県の女性偉人たち」展 郷土資料館と共催

上里町教育委員会生涯学習課文化財担当の林道義さん

上里町教育委員会生涯学習課文化財担当の林道義さん

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 上里町立図書館・郷土資料館共催展「西崎キクと埼玉県の女性偉人たち」が8月1日、同町立図書館(上里町七本木)で始まった。

上里町立図書館・郷土資料館共催展「西崎キクと埼玉県の女性偉人たち」展示会場

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 同展では、同町出身の西崎キクを中心に、県内の女性偉人である日本人女性初の医師・荻野吟子(現、熊谷市出身)、日本人女性初の農学博士・辻村みちよ(現、桶川市出身)の3人にスポットを当てる。

 キクは1933(昭和8)年8月1日、二等飛行操縦士試験に合格し、日本人女性初の水上飛行機操縦士になった。1934(昭和9)年6月に陸上飛行操縦士免許を取得したキクは、サルムソン2A2型機「白菊号」を操縦、11月4日満州国・新京に到着して、日本人女性初の海外飛行が実現した。

 会場となる同館1階の展示コーナーでは、3人を「埼玉ゆかりの女性3偉人」と名付け、3人の生涯や業績を紹介する資料やパネル、写真などを展示している。

 同町教育委員会生涯学習課文化財係の林道義さんは「郷土の偉人・西崎キクら3人の女性偉人が埼玉という土地でどのように生きたのか、共通点は何かを知ってほしい」と話す。

 同町広報大使の清水祐子さんは「多くの人に足を運んでいただき、郷土の女性たちの功績に触れてほしい」と来館を呼びかける。

 開館時間は9時~17時。月2日の休館日あり。展示は10月29日まで。

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