
ステージイベント「みらチカ音楽祭」が7月27日、イオンタウン上里(上里町金久保)1階の「ふれあいコート」で開かれ、地域の子どもたちからプロのアーティストまで100人超の多彩な出演者が顔をそろえた。
2008(平成20)年8月2日に開業し、18年目を迎える同施設で行われた音楽祭。イベント名の「みらチカ」は「未来のチカラ」に由来し、地域の未来を音楽でつなぐことをテーマとしている。
開会式で、第1部の司会を務めた同町広報大使の清水祐子実行委員長が「音楽は人と人を笑顔で結ぶ。今日の出会いが、地域と誰かの明日を照らす『みらチカ』になることを願っている」とあいさつ。共催するイオンタウン上里の石川敏幸さんと田中絢音さん、スーパーマーケット「カスミ」の稲葉雅資イオンタウン上里店長、来賓の山下博一上里町長らも登壇し、地域ぐるみの音楽祭のスタートを祝った。
ステージのトップバッターを飾ったのは、地元を中心にアイドル活動をする「天然ふわふわガール」Namiさん。オリジナル楽曲「桜リフレイン」「プラチナハート」などを披露した。続いて、こだま青年会議所に所属する佐田行範さんが、ケツメイシの「涙」を歌い上げた。
群馬県昭和村の「ふるさと大使」を務める塚越真由美さんは、「Heal the World」「パプリカ」などをピアノで弾き語り、その後は第2部の司会も担当した。
午後のステージには、90人以上のダンサーから成る「J.Smile(ジェイ・スマイル)」が2回にわたり登場。キレのあるパフォーマンスで会場を魅了した。北海道出身のシンガー・ソングライター、田中ゆきさんは、故郷を思って制作した「ただいま、大空」などを披露。地元で活動する「ちんどん通信社 純」は、太鼓やクラリネットの音とともに独自のパフォーマンスを繰り広げた。
クライマックスを飾ったのは、メジャー歌手のMeyou(ミユ)さん。昨年8月、ABAC(APECビジネス諮問委員会)主催のガラディナーのコンサートで披露した楽曲を中心に構成し、力強い歌声に観客からは大きな拍手が送られた。
副実行委員長の塚越さんは「まちに笑顔と元気があふれ続けるためにも、音楽祭を続けていきたい」と意欲を見せた。