
上里町大御堂の住民有志から成る芸能グループ「ちんどん通信社~純~」が6月14日、「フリージア」が経営する通所介護施設「ありの実デイサービス」(神川町元阿保)で慰問公演を行い、利用者に踊りや楽器演奏、歌などを披露した。
「ちんどん通信社~純~」の吉野卓巳さん演じる「時次郎」と飯島健太さん演じる「ゆりこ」
当日の出演者は、「時次郎」こと吉野卓巳さんはじめ、二階堂茂さん、小澤怜司さん、飯島健太さん、町田美幸さんの5人。クラリネットや笛、太鼓の音色に合わせて踊りを繰り広げ、観客は手拍子や笑顔で応じた。
クラリネットを演奏した二階堂さんは「数年前、60歳で習い始めた楽器。こうして聴いていただけるのが励みになる」と話す。看護師として働きながら活動する飯島健太さんは、男性役に加えて女性役「ゆりこ」としても出演。小澤さんは笛、高校生の町田さんは華やかな衣装でステージを盛り上げた。
この日は、吉野さん演じる「時次郎」と飯島さん演じる「ゆりこ」が2人で「お島仙太郎」、小澤さんが「赤城の子守唄(うた)」、二階堂さんが「旅鴉(たびがらす)」、町田さんが「お駒恋姿」、さらに吉野さんが「名月赤城山」、飯島さんが「一本刀土俵入り」を演じた。
同社の五十嵐由佳社長は「人を喜ばせ、明るい気持ちにさせてくれたことに感謝の気持ちでいっぱい。100歳を超える利用者にも笑顔が見られた。スタッフらも癒やされて涙ぐんでいたのが印象的で、とても有意義なひとときだった」と振り返る。
同グループは、7月27日にイオンタウン上里でのイベント出演を予定している。