
真田信之の正室「小松姫」を冠にした「小松姫ライブ」が4月27日、ウニクス上里(上里町七本木)の屋外特設イベント広場で開かれる。
ライブには、楽笑(らくしょう)あいりさん(12時~12時35分)、さんふらわ~(12時50分~13時25分)、ウェストン(13時40分~14時15分)、姫華衆(ひめかしゅう)KAZANE(14時30分~15時5分)、渡部(わたべ)まいこさん(15時20分~16時)が出演予定。
伊奈町出身のあいりさんはアコギ弾き語りのシンガー・ソングライターで、「一人でも多くの人に『元気が出た』と思ってもらえるように思いを込めて演奏する」と話す。ギター担当のSamさん、ピアノ担当のひまりんさん、カホン担当のノリダーさんの3人から成る「さんふらわ~」はアコースティックユニット。同級生ユニット「ウェストン」は「やりたいことは全部やる」がモットー。「姫華衆KAZANE」は、上州真田武将隊の派生団体として結成され、群馬県沼田市を拠点に地域の文化観光PRを行うエンターテインメント集団で、利根沼田にゆかりのある戦国時代の姫たちで構成し、県内各地の観光施設やイベントで演武披露などを行っている。「活力系」シンガーの渡部まいこさんは昨年12月25日、初のメジャーCD「LIFE」を日本クラウンより発売した。
同ライブを企画する鴻巣AKJの相上(あいがみ)晃二さんは鴻巣市の元職員。2011(平成23)年3月の東北大震災直後に「鴻巣AKJ」を立ち上げ、無料ライブをプロデュースしてきた。2018(平成30)年に脳梗塞を患ったため2019(平成31)年3月に早期退職し、ライブ企画に一層力を入れるようになった。同市出身の相上さんは「小松姫は晩年、中山道鴻巣宿で病死した。(私は鴻巣で生まれ育ったので)鴻巣にゆかりのある小松姫をライブのテーマにした」と話し、「あまり注目されていないが一生懸命頑張っているアーティストに活動の場を提供するのと同時に、音楽を通じて地域活性化につなげられたら」と意欲を見せる。
群馬県昭和村ふるさと大使の塚越真由美さんは「小松姫は才色兼備の女性と伝えられており、令和の時代の小松姫とでも言うべきアーティストのステージは活力を与えてくれると思う。ライブを通じて、上武(上州と武州)地域のさらなる交流につながれば」と期待を寄せる。
観覧無料。悪天候時は中止。