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上里に「食堂 小野」 夫婦で切り盛り、店主20代の頃の夢を実現

「食堂 小野」を切り盛りする小野平浩さん・幸奈さん夫婦

「食堂 小野」を切り盛りする小野平浩さん・幸奈さん夫婦

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 「食堂 小野」(上里町金久保、TEL 0495-71-8090)が上里町にオープンして、4月10日で1カ月がたった。

「食堂 小野」の外観

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 店主で同町生まれの小野平浩(つねはる)さんは、上里北中、本庄第一高と進み、千葉県内の大学に進学した。大学卒業時、「将来、自分の店を持ちたい」と考えた小野さんは、飲食店やスーパーマーケットなどで働き、35歳で同店を開いた。

 そろばん塾だった建物を改装して誕生した同店は、平浩さんと妻の幸奈(ゆきな)さん夫婦が切り盛りする。席数は20席。

 平浩さんは「20代の頃から考えていたことがかなってうれしいが、これからが大事。和食をベースにさまざまな料理を提供し、地域の人に喜んでほしい」と意欲を見せる。「地元・石井農園の野菜を使っている。多くの人に店を知ってもらえれば」と意気込む。

 幸奈さんは「2017(平成29)年に結婚したが、結婚前に『いずれ店を持ちたい』と聞いたときは半信半疑で、少し不安もあった」と振り返る。「今、3歳になる長男がいるが、昼間は保育園、夜は夫の母親、土曜・日曜は本庄の私の実家に預けている。互いの親の協力のおかげで、夫と一緒に店を営めているので感謝の気持ちでいっぱい。これからも支え合って、店を盛り上げていきたい」と話す。

 メニューは、そば、うどん、野菜天ぷら(以上600円)、とんかつ、トンテキ(1,500円)、肉汁そば(1,000円)など。一品料理として、そばがき(800円)、だし巻き卵(1,000円)、刺し身など。昼の限定メニュー(日替わり)として、14日は「自家製デミの鉄板とりカツ定食」「石井農園有機野菜 白身天&うどんまたはそば」(1,500円)を用意した。

 町内在住の70代男性は「若い夫婦が力を合わせて頑張っている姿は素晴らしい。料理もおいしいし、友人や知人にも声をかけたい」とエールを送る。

 営業時間は、昼=11時30分~15時、夜=18時~21時。木曜定休(祝日の場合は営業)。駐車場10台分。

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