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本庄総合公園で「プレミアムストロベリーマーケット」 「あまりん」など販売

本庄総合公園で埼玉県オリジナル品種のイチゴ「あまりん」販売

本庄総合公園で埼玉県オリジナル品種のイチゴ「あまりん」販売

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 「ほんじょうプレミアムストロベリーマーケット」が2月15日、本庄総合公園(本庄市北堀)ケイアイスタジアム前広場で開かれ、埼玉県オリジナル品種のイチゴ「あまりん」が販売された。

「ほんじょうプレミアムストロベリーマーケット」で「あまりん」を買い求める来場者の行列の最後尾

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 会場では、いちご「あまりん」を、埼玉産直センター875個、矢島農園500個、UFIRM!(ユーファーム)250個を、それぞれ用意した。同市は、「あまりん」の作付面積で県内1位。

 「あまりん」は「やよいひめ」と「ふくはる香」を交配してできた新品種。イチゴの平均糖度が13度であるのに対し、「あまりん」は18~20度と糖度が高く、「酸味が穏やかで濃厚な甘みと口当たりの良さ」が特徴だという。大粒のハート型で深い紅色をしている。

 埼玉県農林総合研究センター園芸研究所(当時)で2007(平成19)年、観光摘み取りや直売、贈答用に活用でき、他県産地との差別化が可能な埼玉独自のイチゴ品種を開発するため、育種を開始。2017(平成29)年3月、新品種2種の愛称を「かおりん」と「あまりん」に決定しした。名付け親は、いずれも落語家の林家たい平さん。2019(平成31)年2月、「埼園い1号」(愛称=かおりん)と「埼園い3号」(同=あまりん)として品種登録した。

 同会場で、埼玉産直センターのスタッフとして「あまりん」を販売する久米原美幸(よしゆき)さん(久米原農園八代目)は「埼玉県産『あまりん』をぜひ一度食べていただいて、埼玉の味を知っていただきたい」と呼びかけた。2月5日に行われた日本野菜ソムリエ協会主催の「第3回全国いちご選手権」で久米原さんが出品した「あまりん ~極~」は最高金賞に選ばれている。

 会場では当日、「あまりん」を買い求める客で長い行列ができた。「あまりん」を販売する店以外にも、「宝美いちご」「本庄パン処麦と豆」「菓子工房うらら」「Kajitsu」「ハナファームキッチン」「本庄銀座ブルワリー」「JA埼玉ひびきの」など20店舗が、スイーツ、クラフトビール、野菜等の販売で軒を連ねた。

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