出張カキ小屋「牡蠣（かき）奉行」が現在、24時間営業のスーパーマーケット「メガセンタートライアル上里店」（上里町七本木）の駐車場内特設会場で営業している。

出張カキ小屋「牡蠣奉行」で提供するカキ以外の食材

　地域活性・復興プロジェクト「カキ小屋実行委員会」（東京都目黒区）が運営する同店では、約50坪の屋根付き特設会場に、テーブル22卓、88席を用意する。来店客は産地直送の殻付きのカキや海鮮物などから好きなものを選び、カキの焼き方について店員から説明を受け、バーベキューコンロで、自分で焼きながら食べる。後片付けもセルフサービス。

　宮城県産の焼きガキ用のカキ1盛り（約1キロ、880円）などのほか、カキご飯、カキフライ、カキ汁などを提供。「豚タン串」（790円）、「牛カルビ串」「活（い）けサザエ」（以上590円）、「いかおやじ」「ホタテ」（以上390円）などファミリー向けのメニューも豊富にそろえている。ドリンクは生ビール（600円）、ハイボール、日本酒（以上500円）、ソフトドリンク（300円）などを用意。初回会計時に席代として1人390円（未就学児無料）がかかる。

　新潟経営大学に通うアルバイトの倉地浩人（くらちひろと）さんは「大学の授業に合わせて新潟に戻り、授業が終了したら上里まで駆けつけてカキ小屋で働く生活を送っている」と話す。「将来は接客のできる仕事に就きたい」とも。

　店舗責任者の松嶋亮さんは「旬の東北のカキをおいしく食べていただきたい。復興支援にもつなげられたら」と話す。

　同町在住の清水祐子さんは「兵庫・瀬戸内産のカキは、殻は小さめだが身が詰まっていておいしかった。昨年も息子と訪れたが、毎年の楽しみになりそう」と話していた。

　営業時間は11時～21時。2月2日まで。