「本庄市二十歳の祝い」の式典が1月12日、「グローバルソフトウェア本庄市民ホール(本庄市民文化会館)」(本庄市北堀)で行われた。
2022年4月1日施行の民法改正により、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたが、同市で2022年度以降の「成人の祝い」は、式典の名称を「二十歳の祝い」に変更したうえで、引き続き「20歳」を対象に実施している。
今回の式典参加者は、2004(平成16)年4月2日~2005(平成17)年4月1日生まれの539人。同市では転出者や市外在住でも「二十歳の祝い」に出席できる。同市在住の対象者は702人。
「歓笑~二十歳のつながり」をテーマに開いた式典では、国歌斉唱、主催者あいさつ、来賓祝辞などに続き、出席者の代表が「二十歳の誓い」を述べた。続いて行われた「アトラクションの部」では、恩師からのビデオメッセージが流れるなどした。
式典後、出席者からは「働き始める年なので頑張りたい」「学校(の勉強)と自分の好きなことを両立させたい」「大学生活を充実させ、資格取得にも積極的にチャレンジしたい」などの声が聞かれた。
本庄市、美里町、神川町、上里町から成る本庄児玉郡市では10年前の2015(平成27)年1月から、成年年齢が18歳に引き下げられる直前の2022年1月まで8回にわたり、「二分の一成人式」と題した式典を、10歳の子どもたちを対象にウニクス上里(上里町七本木)の映画館「ユナイテッド・シネマ」などで行ってきた。主催した「未来のチカラ育成協会」の楠本奉喜理事長は「第1回二分の一成人式の出席者が10年たって20歳になり、『二十歳の祝い』の式典に出席している。この日が来るのを楽しみにしていた。これからの活躍を楽しみにしている」とエールを送る。