本庄市児玉町内にアイス工場がある「赤城乳業」のマスコットキャラクター「ガリガリ君」が11月28日、一日児玉警察署長に就任した。
一日児玉警察署長委嘱状を受け取った赤城乳業のマスコットキャラクター「ガリガリ君」
本庄市児玉町と美里町、神川町を管轄する同署は「年末年始特別警戒及び冬の交通事故防止運動出発式」をスーパーマーケット「フレッセイ児玉店」(本庄市児玉町八幡山)駐車場で開いた。
式典で「特殊詐欺被害をはじめとした各種犯罪被害防止活動の強化」と「冬の交通事故防止活動の強化」を力説する井内慶一署長は「県内では特殊詐欺の被害が後を絶たず、10月末現在の被害総額が暫定値で約36億7,000万円に上っている」「管内では先日、3年間、交通死亡事故ゼロを達成したが、交差点での安全不確認による交通事故が多く発生している」などと話した。
山下部勝本庄市副市長、原田信次美里町長、桜沢晃神川町長の来賓あいさつ、署員の服装点検などに続き、ガリガリ君が井内署長から「一日児玉警察署長」の委嘱状を受け取った。
同社・本庄千本さくら「5S」工場(児玉)総務部の新井健さんは、一日警察署長となったガリガリ君の思いを代弁して、1つ目として、交通事故に遭わないように「道路を渡るときは横断歩道を渡ろう、自転車に乗るときはヘルメットをかぶろう、自転車・自動車を運転するときは、早めのライト点灯を」と、2つ目として犯罪被害に遭わないように「自転車を止めるときは忘れずに鍵をかけよう、自宅の玄関、窓の鍵は忘れずに、留守番電話設定で詐欺の電話をブロック」などと呼びかけた。
警察部隊がパトロールに出発した後、井内署長、ガリガリ君、児玉署の生活安全課と交通課の署員らは、同店店頭で啓発品を配布して交通安全と犯罪被害防御を呼びかけた。